
大阪・京都旅行③河井寛次郎記念館、桂離宮、ジョージナカシマのカトリック桂教会へ
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3日目は京都へ。
朝一で念願の河井寛次郎記念館へ。
ずっと行きたかった場所だったので、建物が見えただけで大興奮。
陶芸家・河井寛次郎が1937年(昭和12年)に自らが設計して建てた工房と自宅が、現在は記念館として公開されています。
この記念館は、国の登録有形文化財にも指定されています。
置かれているもの1つひとつが気になって仕方がない...
李朝の小さなテーブル、小盤(ソバン)もいつか欲しいアイテムの1つ。ここに置かれているのを見て、ますます欲しくなった...
河井寛次郎邸だからというのもありますが、やっぱり和室がある暮らしはいいなと再認識。
「暮しが仕事 仕事が暮し」
河井寬次郎の有名な言葉。
そんな生活に少しずつでも近づいていきたい。
京都はどこに行っても人が多かったけど、ここは朝一だったこともあり、混雑することなくゆっくりと鑑賞することができました。
京都の朝は、まずここから。旅の満足度が一気に上がるので、おすすめです。
河井寛次郎記念館
次は今回の関西旅行の最大の目的、桂離宮へ。
1615年から約50年をかけて、ほぼ現状の姿に整えられた桂離宮。
ブルーノ・タウトやワルター・グロピウスが称賛したことでも有名で、ミーハーな私は昔からいつか行きたいと思っていました。
桂離宮には、御殿と4つの茶屋がありますが、その中でも一番見たかったのが松琴亭。
襖と床の間の市松模様は何度も本などで見ていたので、実際に目にした時には感動しました。
今見てもモダンで、思わず見とれてしまいます。
すべてが美しい...
こちらは茶室の笑意軒。
桂離宮で唯一、外の景色が見える場所です。木々の先には田んぼが見えます。
襖の引手の意匠も凝っていて、とても素敵でした。
独特な襖の模様。
こちらは御殿群。高床式のスタイルはモダン建築にも通じますね。
桂離宮は回遊式の庭園で約60分かけて巡りますが、見る場所ごとに風景ががらりと変わるので、不思議な感覚になります。
ガイドの方の説明があるので、とてもわかりやすく、予備知識がなくても楽しめます。
ただし、事前予約が必要で人数にも限りがあるため、早めの予約がおすすめです。
みなさんも京都に行くことがあれば、ぜひ訪れることをおすすめします。
桂離宮
https://kyoto-gosho.kunaicho.go.jp/katsura-rikyu
次に向かったのは、ジョージ・ナカシマが日本で設計した唯一の建物、カトリック桂教会。
桂というのは地名で、桂離宮から距離にして約2キロほど。歩くと20分ちょっと。
近くまで来ると、何やら異彩を放っている建物があったので、間違いなくこれだなと確信。
礼拝堂の屋根の形状が独特な存在感。
第1,3,4日曜は建物内も見学できますが、この日は平日のため、外観を見るだけ。
コンクリートの丸い窓と木製の引き違いのガラス戸という、おもしろい組み合わせ。
次回はぜひ内部も見てみたい...
カトリック桂教会
http://catholic-katsura.life.coocan.jp
カトリック桂教会をあとにし、中心街へ。
鳩居堂の本店の奥に、GamFratesi(ガムフラテーシ)がデザインし、2018年にミラノサローネに出展された「HATO」がありました。
お香で鳩の形を表現。
販売しているか確認するも、現在は販売していないとのことでした。
が、こちらであればと紹介いただいたのが...

同じタイミングでガムフラテーシによってデザインされたお香立て「KYU」。
ミニマルなデザインに惹かれ、こちらを購入しました。
単体でも使えますが、上下連結ができるので、複数を組み合わせて使うこともできます。
その後は桔梗利内藤商店へ。
玄関マットやコーヒーミルブラシなどを購入。
店主の穏やかな口調に癒されました。
他にも行きたい場所をピックアップしてましたが、時間が全然足りず...
それでも、最低限行きたかったところには行けたので、大満足の旅となりました。
やはり旅はいいですね。
次はどこへ行こうか...
お盆期間中も営業します