
大阪・京都旅行②万博記念公園にある太陽の塔、大阪日本民芸館、国立民族学博物館へ
大阪・関西万博を見て万博熱が高まったので、万博記念公園へ。
万博記念公園は、1970年に大阪で開催された万博の跡地に整備された公園。
ここへ行く目的の1つは、そうです、アイツに会うために...
!?
デカい!!電車からでも一目でわかる岡本太郎の「太陽の塔」。
万博の大屋根リングを見たときと同様、あまりの大きさと迫力に圧倒され、しばらくこの場を離れることができませんでした。
それにしても異様な雰囲気を放つ太陽の塔。今見ても衝撃的ですが、半世紀以上前、1970年の大阪万博当時に屋根を突き破る姿で現れたときは、さらに衝撃的だったことでしょう。
内部の見学もできますが、前日までの予約ということを忘れており、見学することはできませんでした。
後から知ったのですが、当日でも空きがあれば見学できたようです...残念...
太陽の塔 公式サイト
太陽の塔のマンホールもあります。かわいい...
万博記念公園はとにかく広く、万博当時にイサムノグチが手掛けた噴水もあります。今は水が出ませんが、異彩を放ってました。
こちらもイサムノグチ作。
こちらは剣持勇がデザインしたコトブキ製の万博ベンチ(EXPO BENCH)。
万博記念公園は広いので、疲れて休憩しようとベンチを探していたら発見。ここにあることを忘れていたので、テンションが上がり、疲れも吹っ飛びました。
1970年に開催された大阪万博で使われていた「鉄鋼館」をリニューアルし、2010年にオープンした「EXPO'70パビリオン」。設計は前川國男。
ここの入口にも剣持勇の万博ベンチ。
ロゴは桜の花びらをイメージしてデザイン。
館内には、当時の資料やグッズなど、3,000点もの万博関連のアイテムが展示されています。
中でも、当時のジオラマが未来感あって、とても素敵でした。
ちょうど自分たちが見ているときに高齢の女性が、娘さんらしき人と来られていました。
高齢の女性が、
「あの建物で働いていたの」
「そうそう、近くにはこの建物があって…」
「あっちの方は...」
と、ついこの前のことのように、イキイキと話されていたのが印象的でした。
よくテレビでも「子どものころに行った」と話されている光景を目にしますが、1970年当時にこの雰囲気を体感できたら、一生の思い出になるのは間違いないですね。
EXPO'70パビリオン
https://www.expo70-park.jp/facility/watchlearn/other-07/
続いては、万博記念公園内にある大阪日本民芸館へ。
東京の日本民藝館、松本民藝館、熊本国際民藝館、倉敷民藝館、出雲民藝館にはこれまでに行ったので、ここにもいつか来たいと思っていました。
この時は「大阪の民藝運動 三宅忠一の眼」が開催されていました。
館内は撮影禁止でしたが、ミュージアムショップは撮影していいですよ、とのことでしたので、松本民芸家具をパシャリ。
このベンチを日本民藝館で見てから、松本民芸家具が好きになり、今ではこの寝椅子を自宅で使ってます。いつかはこのベンチも欲しいな。
中庭の雰囲気も最高でした。
民藝館は通常の美術館などと比較すると、あまり人も多くなく、ゆっくりと見ることができるので、行くと落ち着きます。
大阪日本民芸館
https://www.mingeikan-osaka.or.jp
続いては、こちらも万博記念公園内にある国立民族学博物館へ。
「民具のミカタ博覧会 見つけて、みつめて、知恵の素」 が開催されていました。
世界中の民具や日本の民具が展示されており、どれも魅力的なものばかり。
日本各地の籠。
ソマリアの枕。
アイヌの民族衣装アットゥシ。アイヌ民族の文様は力強くて、とても素敵ですよね。
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国立民族博物館
民族博物館を見終わり、万博記念公園を後にすることに。
ミャクミャク仕様の電車で、次は京都へ...